診療紹介
予防歯科とは
予防歯科の目的は、お口の中の疾患の生じる可能性を軽減することにあります。そのためにはリスクコントロールが必要となります。虫歯のリスクとは、例えばどんな間食をするのか、飲み物は何が好きかといったところがリスクと言えます。また歯ブラシの当てにくい場所があればその部位はリスクと言えます。歯周病のリスクとは、糖尿病などの全身疾患や喫煙、歯ブラシの当て方などがリスクと言えます。歯周病は罹患しても、症状に乏しく、痛みといった症状が出た頃には重症化していることが多い疾患です。こういったリスクをコントロールするためには問題点を早期に発見し、早期に治療を行う必要があります。そのため、当院では患者様に対し、再発防止のための定期的なメンテナンスを推奨しており、患者様ごとに来院する期間を決定しています。
虫歯・根管治療とは
虫歯治療とは
虫歯とは、お口の中の細菌が食べ物、飲み物に含まれる糖を代謝した結果生じる酸によって歯が溶ける病気です。虫歯は進行度合で5つに分類されます。
初期う蝕(CO)はエナメル質が溶け始めた状態で歯が白く濁った状態です。この状態では、歯を削らず、再石灰化を期待してフッ素を塗布して定期的に経過観察を行っております。高濃度フッ素入り歯磨き粉を勧めて使用していただき、プラークが停滞しないようケアを行います。虫歯が大きくなると、歯に穴が開きます(C1~C4の状態です)。歯を削って白い詰め物やかぶせ物をする治療を行います。虫歯が大きくなり、歯の中心にある神経(歯髄)が細菌感染すると神経の処置が必要になる場合もあります。可能な限り初期の段階で虫歯を発見し、治療することが重要です。そのためには定期的に歯科医院への受診が不可欠です。
根管治療とは
根管治療は、歯髄が細菌感染を起こした場合に必要となります。歯髄に炎症が起こると歯髄内の圧力が高まり、神経を刺激して強い痛みが生じます。歯髄の中の圧力が高まると、歯髄内の血管が圧迫され、血流が悪くなり歯髄が壊死した状態(いわゆる神経が死んだ状態)となります。ここまでくると歯の痛みは一時的になくなります。しかしながらこのまま放置すると歯の根の先に細菌の感染が生じ、歯根膜炎が生じます。歯根膜炎が進行すると根尖病変という、歯の根の先に膿がたまり、歯茎が腫れたり、膿が骨や歯茎を貫通して歯茎からでていく(瘻孔といいます)状態となります。ここまで進行すると、予後が悪くなります。
歯周病治療とは
歯周病とは歯肉、歯を支えている骨などの歯周組織に炎症が生じる病気です。炎症が歯肉だけにとどまっている状態を歯肉炎といい、歯を支える骨が破壊された状態を歯周病といいます。
歯周病の主な原因は歯に付着したプラーク(細菌のかたまり)です。他にも歯石、歯並び、合っていないかぶせ物や歯ぎしりといった口の中の環境や生活習慣も原因として挙げられます。歯周病の初期症状は歯肉の腫れや出血などとして現れますが、自覚症状に乏しく、自分では気づきにくいのが現状です。自覚する頃には歯周病はかなり進行しており、場合によっては歯を支える骨が破壊され、歯が抜けてしまうこともあります。そのため、検診により早期発見と治療を行うことが重要となっています。
当院の治療は基本的に日本歯周病学会のガイドラインに準拠して行います。
前述したように、歯周病のほとんどはプラークが主な原因であるため、日々のセルフケアが非常に重要です。そのため、患者様にも毎日の歯磨きでプラークをしっかり除去できるように、時間をかけて歯磨き指導を行っていきます。また罹患した口腔内には原因菌が常在しているため、定期的に継続した原因の除去が必要となります。
またプラークを増加させたり、取りにくくする(歯石や合っていないかぶせ物など)原因を除去したり、改善していきます。
さらに歯周病を悪化させるかみ合わせの修正、残存している歯の咬合力の負担の軽減目的のために、かぶせ物や義歯などによる処置も必要となります。
歯周病は進行するにつれて健康な状態へ戻すことが難しく、治療期間も長くなってしまうため、定期的に歯科医院を受診し、早期発見を心掛けましょう。
義歯・インプラントとは
虫歯や歯周病などにより歯を失った場合にはブリッジ(橋を架けるかぶせ物)、義歯(入れ歯)やインプラント(人工の根を骨のなかにいれ、その上に差し歯をする治療)が必要となります。抜けた歯をそのままにしておくと、抜けた歯とかみ合っていた歯が、抜けた歯のスペースに伸びてきたり、抜けた歯の両隣の歯が、抜けた歯のスペースに傾いてきます。これらによりかみ合わせがおかしくなり、顎関節症が起きる可能性があります。また場合によっては発音の問題も出てきます。当院では清掃しやすい環境づくりに重点をおいて、治療を行っていきます。
ブリッジ
  • ブリッジ
義歯
  • 義歯
インプラント
  • インプラント
小児歯科とは
乳歯は永久歯に比べて、やわらかくまた、エナメル質の厚みが約1/2しかないため、虫歯になりやすく、また進行が速いという問題点があります。また、生えたての永久歯は粗造なため、プラークが付着しやすく、酸に弱いため、虫歯になりやすいといった欠点があります。そのため、虫歯にならないために磨き残しのないように保護者による仕上げ磨きを行いましょう。またフッ素入りの歯磨き粉を使用する、歯科医院での高濃度フッ素塗布を定期的に行いましょう。また間食の取り方も重要で、虫歯にならないような間食の取り方なども説明しております
LION:Chek-Up gel
  • LION:Chek-Up gel
SUNSTER
バトラー
 フローデンフォームA
  • SUNSTER
    バトラー
    フローデンフォームA
SUNSTER
バトラー
フローデンフォームN
  • SUNSTER
    バトラー
    フローデンフォームN
トレー法
  • トレー法
また当院ではシーラントを用いて虫歯予防を行っております。奥歯の溝は深いため、十分にブラッシングを行っていても毛先が届かない場所が存在します。そこへシーラントを流し込み、ハブラシの届かない部位を物理的に封鎖します。そうすることで、プラークなどがたまらず虫歯予防ができます。ただし、シーラントはやわらかく、一部が欠けたりすることがありますので、定期的に歯科を受診し、状態をチェックしましょう。
シーラント 施術前
  • シーラント 施術前
シーラント 施術後
  • シーラント 施術後
乳歯が虫歯になり、早期に歯を抜くことになると、空いたスペースに両隣の歯が移動してしまい、その後に生えてくる永久歯のスペースがなくなるため、歯並びに影響を与えることがあります。また乳歯の歯と歯の間が虫歯になり、その後の治療の結果、早期に歯を抜いた結果と同様に永久歯のスペースがなくなることがあります。虫歯の早期発見が不可欠です。定期的に歯科を受診しましょう。
虫歯で早期に失う
生えるスペースがなくなる
審美歯科・ホワイトニングとは
機能的には問題がない銀歯や変色した差し歯を白くしたい場合に、セラミックを用いて治療します。近年では、金属アレルギーの患者様が多く、銀歯をセラミックの歯にすることで、全身の改善がみられたという例も多くあります。また銀歯は過度な力が加わっても割れるようなことがないため、過度な力によって歯そのものが割れてしまい、残念ながら、抜歯に至るケースも多くあります。こういった観点からも、銀歯による治療ではなく、セラミックを用いて治療することは、審美的な面だけでなく、お口の健康を維持するといった観点で非常に有用です。
また歯は、お茶、コーヒー、ワインや喫煙などの生活習慣による様々な原因で、汚く見えてしまうことがあります。こういった症状に対して、ホワイトニングを行います。当院のホワイトニングは、ホームホワイトニングを採用しており、安全性の高い過酸化尿素を用いています。過酸化尿素の1/3が過酸化水素に分解され、フリーラジカルが発生して漂白作用がおこります。
※セラミックを用いた審美歯科治療やホワイトニングは保険適用外の治療になります。
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